ジャズギターレッスン記:No.20

“Mac”

※過去のブログ「bogey#1's life full of music」からの転載、2015年2月の記事です。

う〜む。いかん。これではいかん。あろうことか1年も空いてしまった、ジャズギター通信レッスン。その前は半年空いてしまい、猛反省した後だったんですが、、、。こんなんじゃ、やってるうちに入りませんね、、、

まぁ、所帯持ちのアマチュアミュージシャンとしては、家庭があり、仕事あっての音楽。去年はあまりにいろいろありすぎて、音楽は数回ライブをこなせただけでも奇跡的な状況だったんで、しょうがなかったと言えば、しょうがなかったんですが。

一方で、1年間なにもしてなかったわけではもちろんなく、それなりの進歩はあったと思います。

前回一旦やめた「模範演奏のコピー」を再開しました。前回なぜやめたかというと、丸覚えした模範演奏に縛られてアドリブが却ってできなくなってしまう、という問題意識があったから。それも間違いではなかったけど、今の僕はフレーズのストックが圧倒的に足りてないんで、まだまだインプットする必要があると再認識しました。

本質的な問題は、コードの流れと覚えたソロのフレーズを結び付けられてないこと、ソロをフレーズ単位に分解できてないこと。なので、今回はそれを意識して、バッキング練習を繰り返してコード進行を身体で覚え、その進行に対して頭に浮かぶフレーズをできるだけ忠実に弾けるように、短いフレーズ単位で練習しました。

今までのレッスンや、耳からインプットすることは相当やってるので、頭の中ではそれなりにいいフレーズが鳴ってるんです。問題はそれを弾こうとした時に、どうしても手癖に引っ張られて単純にスケールを上下するだけのイマイチなものに置き換わってしまう。特にいきなり伴奏を鳴らして弾こうとすると、どうしてもそうなる。

なので、今回は伴奏もメトロノームも使わず、ゆっくりコードを鳴らしながら、頭で鳴るフレーズを忠実に弾く練習をやりました。改めて痛感したのは、コード感のあるフレーズはギターでは非常に弾きにくい運指になることが多い。管楽器のソロをコピーするとよい、という話を聞きますが、要するに「ジャズでサウンドするフレーズ」は「ギターで弾きやすいフレーズ」ではないので、それを乗り越える訓練が必要っていうことなんでしょう

あと、同じコード進行に合うフレーズをいろんな音から弾き始めれるようにバリエーションを持っておかないと、よくあるAABAみたいな進行だと、Aメロの頭に来るたびに同じ音にもどってしまったり、前のフレーズとのつながりも悪かったり、なんともいけてない。

そんなこんなで、なんとか録音した演奏は、あちこちコケまくるわ、進行見失って真っ白になるわで、人前で聴かせられるレベルではありませんが、とにかく今の全力を振り絞って、1年越しの宿題を提出することにします。

1年という、あるまじきブランクを空けてしまいましたが、まだ、あきらめてません。少しずつでも前進していることは確かなんで、引き続き頑張ります。

次につづく