※過去のブログ「bogey#1's life full of music」からの転載、2011年2月の記事です。
布川俊樹さんのジャズギターレッスン、4回目、ドミナントモーションです。
前回までのサブドミナントとトニックの弾き分けは連続した32小節のソロとして全体を憶えこむことができたんですが(丸覚えがいいかどうかは別にして)、ドミナントの場合、V7-Imaj(またはIm)という4度進行に沿った動きで必然的に弾ける場所(小節)が決まっているため、そこだけフレーズを弾いて空いているところはコードを弾く練習。よって、短いフレーズをたくさん覚えるという、苦手な事を克服しないといけない。
覚悟してフレーズ集から取組む。師匠のお手本は同じフレーズを2種類の運指で次々と弾いて行くんだけど、この「2種類(というか複数)の運指」がミソ。例によって全てのフレーズを覚えることはできなかったが、前回に比べたら頑張ったかな。
そして、逆循環進行に合わせて弾くという課題に挑戦。このレッスンを始めて、とにかく自分は今まで何をやってたんだろうと反省するばかりでしたが、今回は少しうれしい発見があった。というのは、前回までのサブドミナント、トニックに比べて、フレーズのポジションが「見える」こと。
理由はわかっていて、最初に布川師匠のビデオでジャズのコードを覚えてから、The Double Bogey の演奏で生かそうと、ロックやポップスの曲にテンションコードをはめてアレンジする試行錯誤をずっとやってきた。中でもドミナント7thはオルタード含めてどんなヴォイシングがハマるか?を突き詰めてやったから。自分の中で指板のポジションと、出てくるサウンドがある程度リンクしている。だから単音フレーズを弾くときもそれが「見える」し「聴こえる」。これについては、何もやってなかったわけでもなかったんだな、と実感できた。かといって、ソロがすらすら弾けるかと言うとそう簡単にはいかないんですが(苦笑)。
前からの積み残し課題、「他のキーで」も挑戦。これが難しい。甘く見てました。何フレットかずらすだけなら簡単だろうと。実際は例えばトニックが6弦ルートか5弦ルートかで4つのコードの位置関係が変わるし、音域も変わって来るので一筋縄では行かない。相当練習したんだけど、ちゃんとインテンポで弾けるに至らず、提出は断念。ただこの時にフレーズ集でやった「同じフレーズを複数の運指で弾く」練習が生きてくるのは実感。この練習が非常に重要であることは身を以て理解しました。頭で考えてできるような気になってしまうのが一番ダメですね。ちゃんと弾いてアウトプットしないと自分のものにならない。やり残してるサブドミナントとトニックもやらなければ。
そして、もう一つ。同じ布川師匠の通信レッスンを受けているお二人の方からご連絡をいただき、SNSで繋がっています。同じ先生のレッスンを受けながら生徒同士で交流できるなんて、リアルに学生やってた時以来で、さながら「バーチャル布川教室」と言ったところでしょうか。ソーシャルメディア全盛の今ならでは。しかもお二人とも上手いしモチベーション高い!これは良い刺激になります。
というわけで、次につづく
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